By 松永晴矢 
「スクライング」という占いの認知度はまだ高くはないかもしれません。
しかし、とても魅力的でさまざまな内容が鑑定できるのです。
先生に依頼をするのが一般的ではありますが、自分自身で行う事も可能。
では、そんなスクライングの歴史から鑑定方法などを解説していきます。
スクライングの基本
スクライングとは「光を反射できる物体」を見て、浮かんだビジョンや記号からさまざまなことを鑑定する占術です。
最もイメージしやすいのが「水晶玉」です。
しかし、水晶玉である必要はありません。
光を反射するものであれば構いません。
身近にあるものでしたら、鏡やガラスまたは水を張ったボウルでも鑑定可能です。
スクライングの発祥
その発祥はとても歴史あるものです。
生まれたのは16世紀のヨーロッパ゜。
ドイツの僧侶がスクライングを用いておタガを探しあてたとされているのが始まりです。
それ以降、ヨーロッパを中心に広がっていきました。
17世紀に入るころ、イギリスでは大ブームを起こすことになるのです。
現在では、占術の1つとしてさまざまな先生が鑑定時に取り入れるようになり、あらゆる方の悩みや指針に役立てられています。
歴史について
日本にキロ待ったのは何と720年。
日本書庫の中手に「如意玉」を使用して占術を行ったとの記述があるのです。
これが水晶玉を使用したスクライングの始まりであったと考えられています。
現在、多くの人が認識している占術とは言い難いのですが鑑定を受けることも可能な環境はあるのです。
セルフで行えるスクライング
占術や鑑定精度から考えると、やはりスクライングを得意としている先生に依頼をするのがベストです。
しかし、日常の1つとして利用をしたいという方。
気軽に取り入れてみたいという方。
そして、自身で占術を試してみたい際にはセルフで行ってみて下さい。
先に記したように、必ずしも水晶玉を必要としません。
ですから比較的、気軽に利用をすることができるでしょう。
スクライングの基本を知ると、意外に身近に取り入れることが可能な占術だという事が分かります。
歴史深いその占術に触れてみても良いかもしれません。
スクライングの特徴や方法について
では気になる特徴や方法についてここではまとめていきます。
実践する前に、ぜひともチェックしておいてください。
スクライングの特徴
その特徴は「幅広い鑑定ができる」という点にあります。
その発祥からも分かるように「探し出す」という意味がスクライングにはあります。
相談者の過去から今そして未来を鑑定することが可能です。
また、そればかりではなく遠くの場所から身近にいる人や周辺の出来事など、場所や時間を超えた幅広い読み解きができます。
この幅広さは「スクライング占術で鑑定できないものはない」とさえ言われているのです。
力のある先生の中には、人の心を読み解いたりこの世に存在しないいわゆる霊と交信をもできます。
自分自身の運勢の流れから、気になる相手の心の中や悩み事などさまざまな悩みに対応してくれるのです。
スクライングの方法
まず、スクライングを行うのには準備をするものがあります。
「スクライングミラー」光を反射させられるものであれば基本構いませんが、スクライングミラーを準備しておくとオススメです。
ガラスを黒く塗った用具で、数千円で購入可能です。
スクライングミラーが用意できなければ、きれいに磨かれた鏡やガラス製の食器でも可能。
もしくは、ガラスボウルに水を張っても構いません。
その形は「球体」か「円形」にしましょう。
大きさですが、直径7センチ以上あるのが理想的です。
では次に、鑑定方法について順番に見ていきます。
1.映し出すものを4～5分ほど手で温める。
2.目を閉じて深呼吸をしてリラックスします。
3.目を空けて、映し出すものに対して右手と左手を交互に軽くかざします。
4.3の動作を3分ほど繰り返します。
5.映し出すものを見つけます。ぼんやりとみるようなイメージで見るのがポイントです。
6.白い霧のようなものが浮き上がるのが見えてきます。
それが採れた時にビジョンが見えれば成功です。
なかなか最初は上手くいかないかもしれません。
初心者の方は、部屋を暗くしたり静かな空間の中で行うのがオススメ。
また、部屋のものが視界に入らないようにフードが付いている洋服を着ると集中しやすくなります。
失敗をしても諦めることなく、チャレンジすることによってビジョンが見えるようになるはずです。
スクライングを行う際に気を付けたい事とメリット
上達するまでに時間がかかるかもしれませんが、気を付けたい点とメリットをチェックするとさらに気持ちを高めることがしやすくなります。
以下、それぞれについてまとめていきます。
気を付けたい事
映し出すものをじっと見続けることで、頭が痛くなるなどの症状が出る方もいます。
また、映し出されたものに引きずられるような感覚におついることがあるかもしれません。
20分ほど行ったら必ず休憩をとって下さい。
休憩時には「現実的なこと」をするのがポイント。
飲み物を飲んだり、何かを食べるのも良い方法です。
また、何となく気が進まなかったり精神が不安定な際には行わないようにしてください。
また、スクライングはビジョンが10分とかからずに見える方もいれば、何回か実践しないと見えない方までさまざま。
個人差が出やすい占術でもあるのです。
見えない場合には、短時間から練習を積んでいきましょう。
マイペースに気楽にそして気長に続けるのがポイントでもあります。
スクライングのメリット
「さまざまな内容が鑑定できる」
鑑定幅が広く、用具にお金がかかったり沢山必要な占術ではありません。
これが大きなメリットの1つ。
「今実践してみたい」という方にも取り入れやすい占術でもあります。
「今までにない感覚が得られる」
これまでに見えないビジョンを映し出すものから見えた時、これまでにない感覚を得ることができます。
勘当や悦び、さらには非日常感があるので癒しを感じる方もいるのです。
「練習とともに精度が上がる」
スクライングを幾度となく練習を重ねていくと、ビジョンがよりはっきり見えるようになるものです。
また、見えるまでの時間が短くなることもあるでしょう。
練習や実践とともに精度が上がるのは、自ら占ってみたい方にとっは大きなメリットと言えます。
「相手の気持ちが分かる」
気になる相手の気持ちを知りたい。
これからの未来を知りたいなど「行方」について気になる方にも大きなメリットがあります。
現状ばかりではなく、未来をビジョン化してくれますので「今何をすべきなのか」「より良い未来を作るための方法」を掴みやすいのです。
こうして、スクライングの魅力はたくさんあります。
一味違う鑑定や占術の世界に触れてみたいという方にはオススメです。
「自分には能力が無いような気がする」と思うことなく、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
個人差があるとはいえ、ビジョンが見えた時、大きな感動を体験できるはずです。
そして慣れれば、日常的にも取り入れることができます。
ポイントや魅力を知って、より幸せな自分を目指してください。
このページの筆者
日々の忙しさと孤独の中で将来への不安を抱いた筆者は、電話占いで受けた優しく力強い言葉により、前向きな一歩を踏み出しました。20代の読者へ恋愛や仕事、将来の迷いの解消につながる気づきと小さな希望を届けるため、サイトを立ち上げました。
（筆者・片岡宇野）